通信
USPの明確化/デジタルプロモーションを刷新。
01
相談内容
格安simを提供するMVNO事業者として初期から市場参入していたが、競合環境も激化しCPAが大幅に高騰。同社は広告代理店をリプレイスしたい意向が強くマケスパートに相談をいただく。
02
主な課題事項
USPが明確化されていない。
03
アサインしたエキスパートマーケター
デジタルマーケティングのエキスパート
04
支援概要
(1)デジタル広告の運用見直し
(2)アフィリエイトディレクション
(3)インフルエンサー施策(SNS、YouTube)
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支援詳細
同社が提供しているサービスは市場への参画が早かった点もあり、事業開始当初においては先行優位性によるメリットもあった。しかし、同様な格安sim事業者の増加、大手通信会社の低価格プランの開始など競合環境の変化に伴いコモディティ化し、格安simサービスとして何に顧客からバリューを感じてもらうのか、それに付随するブランドコンセプトを明確化していく必要があった。
同社が提供するべき便益、バリュー、コンセプトなどを明確化するために競合調査や、既存顧客が契約導入に至った背景のヒアリングを行い、会社の戦略方針を明確にすり合わせたうえで、ターゲットに伝えたいマーケティング・コミュニケーションとプロモーションの訴求軸を固めた。当然、元々展開していた全媒体での広告コミュニケーションやクリエイティブ全てを刷新する。マスプロモーションとデジタルプロモーションをタッチポイント毎に目的を設計し、広告出稿を行う。メッセージがずれないようクリエイティブコントロールは全て管轄しながらコントロールをする。
また、顧客から選択されるうえで、他社との比較時に明確な優位性が存在していたため、該当の比較軸を強く打ち出す、比較関連のコンテンツプロモーションを大量に実行。simを選ぶ選択軸としていくつか理由があるなかで、自社が最も強みとなり得る内容にフォーカスしたランキング比較サイトやYouTubeでの有識者による解説コンテンツ展開。その結果、広告施策開始から間もない期間で、前広告代理店が配信していたCPAの数値を大幅に改善することが実現できた。