人材
組織横断で連携を強化/求職者のアクティブ率向上。
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相談内容
特定領域に特化したバーティカル型の人材斡旋サービスを運営している企業から、売上拡大の相談をマケスパートにいただく。
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主な課題事項
組織として必要な部分での部署間連携ができておらず、プラットフォーム登録後のアクティブ率が低い。
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アサインしたエキスパートマーケター
CRMのエキスパート
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支援概要
(1)ユーザー分析
(2)キャンペーン企画と動線改善
(3)NPS分析
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支援詳細
現場作業に特化しているバーティカル型の人材斡旋サービスを運営している同社では、求職者側の獲得に重心を置いていた。求職者の獲得を増やすに際して手段としては主にマスプロモーションとデジタル広告を展開し、年間で相応の予算バジェットを出稿していた。しかし、同社が狙っている職能を保持した求職者に対してプラットフォームへの登録数自体は増加しているが、その後のアクティブ化→斡旋率は芳しくない状況であった。まずは、現状の登録済み求職者や過去に斡旋してきた求職者を分析し、どうすればアクティブ率が増加するのかを解析。集計したデータを特定の指標毎に分けたときに、アクティブ化に繋がる重要なポイントが判明。CRMの分析を用いた結果、集客を実施しているプロモーションチームと協議をする必要があり連携を開始する。
上記の連携を開始するに際して、問題点となっていたことが評価設計であった。そもそも、プロモーションチームとCRMチームが部署単位で個別にKPIを追っている中で、各種不都合が生じていたのである。具体的にはプロモーションチームはプラットフォームの登録までをKPIにしているため、アクティブ化しやすい求職者(見込み顧客)をどう増やすかがKPIに設定されていない状態であった。そのため、プロモーションチームは集客KPIはクリアしているが、組織としてKGIは未達になっているという状況であった。
KGIから逆算した時に各部署の行動が結果に寄与するよう評価制度の見直しを行い、プロモーションチームとCRMチームで改めてKGI達成に向けたKPIを再構築。各種ステップ毎のデータの可視化、CRMチームとしてもプラットフォーム登録後の求職者の動向をプロモーションチームにも共有し、集客戦略の見直しも同時並行で行う。改善すべきレバーが明確になった事で、CRM施策とプロモーション施策が功を奏しアクティブ率は大幅に向上。現在、求職者へのNPS分析を行いながら新たなる取組強化のPDCAを展開中。